〜多度祭り・上げ馬神事〜 八壺豆の春情報

いつも西大黒屋「やつぼまめ」のホームページをご覧いただき有難うございます。

美しいツツジが各地を彩る季節。多度町では町を包む自然が新緑に染まり、春風や鳥のさえずりを感じながら、街並み散策やハイキングを楽しんでいただけるシーズンとなりました。


多度祭り4年ぶりに再開!

多度町の春を活気づける「多度祭り・上げ馬神事」。コロナ渦でお休みが続きましたが、ようやく落ち着きが定着する今年4年ぶりに再開される事になりました。来月5月4日と5日に行われます。祭りの舞台となる多度大社は伊勢神宮との関係も深く、「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片参り」と謳われたほど。

多度祭りの見どころ「上げ馬神事」。多度大社の急勾配の坂を馬が勢いよく駆け上がり、てっぺんまで登りきった馬の数でその年の豊作・繁栄を占ってきました。

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写真:桑名市観光サイトより


昭和の多度祭りエピソード

SNSやyoutubeがなかった昭和の時代、多度祭りでは、威勢のいい上げ馬神事を一目見たいと訪れる観光客が参道を埋め尽くしました。西大黒屋の店先や店内も、まるで満員電車の車内のように混雑し、お客様は押し合いへし合い、競ってお土産に八壺豆を買い求めてくださいました。そんなお客様の勢いに追いつけ追い越せと主人と女将が手を休めず八壺豆を作り、家族親戚総出で販売しました。

時代が変わって、今は多度への観光客も以前より減少しましたが、今年は4年ぶりに祭り再開とあって、西大黒屋の女将も意気込んでいます。


時代に合わせて工夫

店を受け継いた女将は、小粒が食べやすいとお声をいただいたり、健康志向で甘さ控え目が好まれたり等、お客様からのお話を日々参考にし、時代や家族構成の変化等に合わせて八壺豆作りを工夫しています。

以前に比べるとほんの少し小さくなったように見えるのも、女将の手作りのあたたかさ。昔のままの手作り製法、厳選した国産材料、添加物一切なしの自然食品、それが変わることはありません。


春風が美味しい八壺豆を作る

美味しい八壺豆を作るには、気温も大切です。春のこの時期は、さわやかな気候と風でいっそう美味しい八壺豆に仕上がります。毎日の天候や風の具合を感じて見極め、それに合わせて八壺豆作りをするのも84歳になる女将ならではの技です。黒蜜をまぶした自然食品であるため、梅雨~夏場は製造がお休みとなりますので、ぜひその前にご注文ください。

やつぼまめ

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西大黒屋の八壺豆